第169回お寺めぐり『長泉町の活気あるお寺で住職さまのお話を拝聴する』 

令和元年6月1日(土)  長泉町 蓮華寺(法華宗本門流)

第169回お寺めぐりは、長泉町下長窪の蓮華寺でした。

がんセンターに行く道沿いにあって、お寺の前が「蓮華寺」のバス停になっています。すぐ隣にお寺が運営する長窪幼稚園があります。

ご住職は、気さく、且つ非常にお話の上手な方で、冗談を交えながら、開山の日朝上人やそばにあった長久保城のお話をして頂きました。

日朝上人が京都へ行き(1435)、日隆上人と本門八品の正しさを確認しあって光長寺へ戻られた後、最初に建てられたのがこの蓮華寺だとのことです。

また、戦国時代には、直ぐそばにある長久保城の動向から戦の開始を察知して、本山の光長寺へ早馬で知らせ、日蓮聖人ゆかりの諸品を避難させていました。

そして、「長久保城で秀吉と家康が小田原攻めを評定した結果、家康が江戸に移り、東海道ができて、三島宿が栄えた」「長久保城の土が大量に使われた新幹線の駅ができて更に三島が栄えた」だから、みしまのお寺めぐりの会と蓮華寺はご縁があったのだと、今回の訪問と結びつけて頂いたことには舌を巻くしかありません。最初から最後まで笑いの渦が絶えることなく、皆感心しきりでした。お話の終わりに自然と拍手が出たのは、その表れです。

お話の後、お茶とお菓子と御朱印を頂き、また、多くの寺宝を見せて頂きました。

日蓮聖人像も鬼子母神像もすごく優しいお顔をされています。

江戸時代の板絵や書、天女や龍の透かし彫りやで、見どころは尽きません。更には、花鳥画で飾られた「木村武夫の間」、奉納された太刀の「大利剣」なども見せて頂き、大満足の一日でした。

お土産で頂いたパンも大変美味しかったです。ありがとうございました。

Y.Wさん

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